明治期以降の日本の伝統的な芸道の変化
現在の学校教育で利用されている芸道とは
日本の伝統的な芸道として、茶道、華道、香道、書道、盆庭などがあります。そのうち書道は現在の学校教育でも、義務教育である初等教育や中等教育でも取り扱われています。初等教育において「書写・かきかた」という科目として国語の言語事項のひとつに位置付けられています。また、中等教育後期課程や高等教育においても芸術科目のひとつとして書道が取り扱われています。
明治期から戦前にかけての道徳教育で導入された芸道
茶道や華道に関しては、明治時代から戦前にかけての女子教育として道徳教育の一環として行われてきました。現在では教育要項の必修科目ではありませんが、日本の伝統的な文化を学ぶ方法のひとつの方法として教育課程の中に茶道、華道を取り入れている学校法人や自治体もあります。
最近新たに行われた取り組みでは2019年度より京都市立の小学校で茶道を、京都市立中学校で華道を体験する授業を開始しています。これは自治体の教育委員会独自の取り組みではありますが、自国の文化により深い理解と教養を得るため、そして義務教育課程での道徳教育の一環としてこうした芸道の心を学ぶということが取り入れられています。
日本人よりも外国人に強く注目される芸道も
また香道や盆庭などは日本ではあまりなじみがない芸道かもしれませんが、海外では非常に注目を浴びている芸術でもあります。海外の大学の日本文化を学ぶ授業として先に挙げた書道、茶道、華道だけでなく盆栽も学ばれています。
日本の文化というのはサブカルチャーのみならず伝統的な文化も含めて海外から注目を浴びています。
国内だけでなく世界中に広がりつつある日本の伝統的な芸道
それらの芸術の中には海外で行われているものに近く外国人でも学びやすいものがあります。それは華道と盆庭です。例えば書道の場合、漢字というものが東アジア独特のものであるため、書道そのもの以外にも書き順や言葉そのものも学ばなければなりません。また香道の場合、香りそのもの以外にも日本の和歌などについての知識も必要とすることがあります。
華道と盆栽の場合、西洋のフラワーアレンジメントやガーデニングなどの近い文化もあり、その結果として外国人にも学びやすいという利点があります。
日本の芸術と言うのは世界からも非常に注目を浴びているものです。そうした芸術に触れることを目的に訪日する外国人も多くいます。
現在では一時滞在や観光などで日本に訪れた外国人の方が、いけばな教室や盆栽教室などで熱心に学んでいるのを見ることもあります。
国の内外を問わず、伝統芸能というのはそれだけ人を惹きつける魅力のあるものなのです。









