生け花教室を口コミなどから分析!

哲学に基づいたしっかり者の流派、未生流について

江戸時代後期に確立した流派、未生流

華道は四季折々の美しい草木を使って自然を表現する日本の伝統文化です。美しいと感じる見え方や感じ方は人それぞれであるため、自分の価値観を表現するための流派はどんどんと確立されていきました。現在ではなんと300種類もの流派が存在しています。
1番最初の流派は室町時代に生まれたと言われていますが、江戸時代に確立したものもあるのをご存じですか。この記事では未生流(みしょうりゅう)という、斬新な流派についてお話していきます。

今までの考えをくつがえす、新しい流派

未生流は未生斎一甫(みしょうさいいっぽ)という華道家によって確立されました。生け花はできるだけ手を加えずに自然の美しさを表現することが基本とされていますが、未生斎一甫は違った意見の人物でした。草木はありのままの姿ではなく人の手を加えることによって更なる美しさを引き出すことができるという考えのもとお花を生けていたそうです。
やがて時が経ち、未生斎一甫の弟子である笹岡竹甫(ささおかちくほ)が、西洋から渡ってきた新しい生け花の形である「盛花」が流行していることに目を付け、新しい技法を生み出したことによりさらなる発展をしていきました。

幾何学的理論に基づいた黄金比

未生流は独自の感性よりも未生斎一甫らによって確立された幾何学理論のルールに従ったお花の生け方をします。少々数学的な知識を使う難しい流派です。
お花を美しく見せるためには「直角二等辺三角形の形を象ること」が基本という様式になっています。つまり遠くから見たときに、お花や茎で三角形を作れている状態になっていると良いということです。その型を軸に、陰陽五行や東洋哲学などなど……さまざまな哲学の考え方を足してさらなる美しさを求めて生きました。
緻密な計算を重ねた未生流は「黄金比の伝承」とも言われています。さまざまな哲学の考え方をしっかりと美しくまとめることができているため、未生流を受け継いできた人々はとても博学だったということがわかります……

未生流はこんな方におススメです

話を聞いた限りでは、とても厳かな雰囲気があってついていけるか不安だと思った方もいらっしゃるかもしれません。
生け花は自分の気持ちの赴くままに自由に生けるスタイルのところも数多くあります。実は未生流は、華道にチャレンジしてみたいけど自分のセンスには自信がないなあ……と不安を感じている方にとてもおススメできる流派です。なぜなら自分のバランス感覚にすべてを委ねなくても、ルールのもとにきっちりと正確にお花を生けることができるためです。しっかりと基礎を学ぶためには未生流はもってこいの流派ですので、知識を身に付けたい・お勉強が好きという方はぜひ教室へ行ってみましょう。

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